徒然なる、谺の戯言日記。
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前略。
言い切れないほどの、感謝と謝罪を―――。
ここから先は、独りで歩む道。
誰も伴わずに…。
これは、あの時ためらってしまった事が全ての始まり。
そして今もおめおめと生きるこの身は、
宛を失った忠誠と共に今もそれを果たせぬまま。
全てを清算して、その元へと向かう事は出来たのに。
そうしなかった愚かな私。
今はまだ、唯一の心残りがあるから―――。
守りたいものがあるから、ここに在る事をお許し下さい。
時が流れ―――この手に、この心に、残りしその一つが失われた時、
私はそこへと向かいます。
今も変わらず、誓いし忠誠はただ独りのためだけに。
今も変わらず、ここにあるから。
だからもう少しだけ―――。
見苦しく愚かしくそこにしがみ付いて、在る。
死に得た存在として、動く自動人形。
何を求め、
何を期待していたのか、
今となってはわからない。
ただ一つだけ言えるのは。
私の時間はアノトキから止まっていた。
そうして再び動き出してはみたが、歯車が噛み合わなかっただけの事。
ただ、それだけの事―――。
己の全てを初期化しようと試みたが、それは半端に終わり、
己のみに関わるモノだけがここに残った。
過ぎた時間は戻る事はなく、
過去にあった事は消える事はなく、
消えてしまったモノが戻る事もなく。
だから。
全てを消そうと、そう思っていた。
「誰か」に負荷が加わる前に、
「誰か」を望む前に、
己が、惜しくなる前に。
そうしているうちにダラダラと時は流れ続け、未来へと繋がっていた。
辿り着く場所がどこなのかはわからないが、
最後にイク場所はもう決まっているから。
迷う事なく、進む事が出来る。
今、守りたいと思うモノを守るために、在る。
ただ、それだけのために。
有り難う。
たくさんの思い出を、想いを、願いを、与えてくれて。
それらがあったから今なお動き続けてる。
ごめんなさい。
たくさんの思い出と、想いと、願いとに、背を向けて。
それらを捨ててしまう時がくるから。
大好きな人達。
どうか、どうか―――。
アナタ方の胸にいつも光がありますように。
アナタ方の想いのままに、己を信じ貫き通せますように。
そして。
大切に、幸せになって欲しいと望む。
その行く末を見守りたいけれど、今のままでも十分幸せそうに映るから。
何かを望んだわけではなく、ただ、心残りがあったからそこに居ただけ。
でも、それが消えてしまえば居る意味はない。
私の望む先は一つだから。
私の帰る先は一つだから。
ありがとう、そして、さようなら―――。
言い切れないほどの、感謝と謝罪を―――。
ここから先は、独りで歩む道。
誰も伴わずに…。
これは、あの時ためらってしまった事が全ての始まり。
そして今もおめおめと生きるこの身は、
宛を失った忠誠と共に今もそれを果たせぬまま。
全てを清算して、その元へと向かう事は出来たのに。
そうしなかった愚かな私。
今はまだ、唯一の心残りがあるから―――。
守りたいものがあるから、ここに在る事をお許し下さい。
時が流れ―――この手に、この心に、残りしその一つが失われた時、
私はそこへと向かいます。
今も変わらず、誓いし忠誠はただ独りのためだけに。
今も変わらず、ここにあるから。
だからもう少しだけ―――。
見苦しく愚かしくそこにしがみ付いて、在る。
死に得た存在として、動く自動人形。
何を求め、
何を期待していたのか、
今となってはわからない。
ただ一つだけ言えるのは。
私の時間はアノトキから止まっていた。
そうして再び動き出してはみたが、歯車が噛み合わなかっただけの事。
ただ、それだけの事―――。
己の全てを初期化しようと試みたが、それは半端に終わり、
己のみに関わるモノだけがここに残った。
過ぎた時間は戻る事はなく、
過去にあった事は消える事はなく、
消えてしまったモノが戻る事もなく。
だから。
全てを消そうと、そう思っていた。
「誰か」に負荷が加わる前に、
「誰か」を望む前に、
己が、惜しくなる前に。
そうしているうちにダラダラと時は流れ続け、未来へと繋がっていた。
辿り着く場所がどこなのかはわからないが、
最後にイク場所はもう決まっているから。
迷う事なく、進む事が出来る。
今、守りたいと思うモノを守るために、在る。
ただ、それだけのために。
有り難う。
たくさんの思い出を、想いを、願いを、与えてくれて。
それらがあったから今なお動き続けてる。
ごめんなさい。
たくさんの思い出と、想いと、願いとに、背を向けて。
それらを捨ててしまう時がくるから。
大好きな人達。
どうか、どうか―――。
アナタ方の胸にいつも光がありますように。
アナタ方の想いのままに、己を信じ貫き通せますように。
そして。
大切に、幸せになって欲しいと望む。
その行く末を見守りたいけれど、今のままでも十分幸せそうに映るから。
何かを望んだわけではなく、ただ、心残りがあったからそこに居ただけ。
でも、それが消えてしまえば居る意味はない。
私の望む先は一つだから。
私の帰る先は一つだから。
ありがとう、そして、さようなら―――。
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